あずさジャーナル
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ホンモノって、なんだ

2019.02.19

先日、実家の母が八王子に来ていたので、皿洗いをしながらよもやま話をしていた。

沖縄の辺野古をめぐる県民投票の話になり、元山仁士郎さんがいかにカッコいいか、という話になった。母もニュース等で沖縄の行方を見るなかで元山さんを知り、すごいなあと感動して見守っていたそうである。「中日新聞には大きな記事が載っていた!まだ若いやん。あんたよりも。気骨と風格のある子やねえ」。

彼に会ったことのある私がなぜか得意げに(?!)「元山くんは伝説の活動家になるかもしれない!」と自慢すると母は、「政治を動かすことのできる活動家がやっぱり本物やと思う」と静かに言った。元山さんは、間違いなく政治を動かした。母と2人でうんうんと頷く。

「昔は総評があったから」と私が言うと、「総評と言えば、かあさんは太田薫が思い出される」と懐かしそうにする。
「だれ?太田薫って」
「あんた、社民党のくせに知らんの。総評の議長だった活動家で、都知事選挙にも出た人。文藝春秋の『日本の顔』のグラビアにも出とって、ブルドッグみたいな、ダミ声のすごいパワーのある人。かあさんは活動家というと太田薫のことを思い浮かべるわ」。

母は定年まで公立高校の教員をしており、どこの党の党員でもなく、政治活動も組合活動もしてこなかった(教組にも入っていなかった)。

けれども硬派な(?)人で、ひとりで黙々と本を読み、自分の考えをはっきりと持っている頑固な人である。ちなみに外面はとても良いが、友達が全然いない。「不要」とのことである。ひとりが好きで、人と群れるのが苦手である。そのあたりは私も多分、母に似ている。私は友達は不要とは思わないけれど。少ないだけで。

「太田薫を知らんとは、お恥ずかしいんやないの、社民党なんやで、あんた」。

ニヤリと笑みを向けられたので「そう言えば名前は聞いたことがあるかもしれん」と強がってみるが、ハテ、聞いたことがあったような、なかったような。

さっそくインターネットで検索する。
へえ〜若い頃には宇部市議会議員もやっていたのか! 79年には都知事選に出ている、おお、春闘方式を定着させた人なのか!

「すごい人やん」
「そうよ、なんで知らんのあんた」

形勢逆転。母は勝ち誇ったように得意げな顔をする。元山さんのことを「すごいやろ、私会ったことがあるし話したこともあるもんね」などとミーハー的に語っていた私だったが、母も「太田薫は伝説やねえ」と嬉しそうに皿を拭いている。

ミーハーなのは、血ですかねえ。

「あんたも議員をやめんといかんのは残念やけど、色んな道があるんやないの」。

母は言う。まだ34やで、これからや。

太田薫、カッコいい。早速写真を携帯に保存した。動画が見つからないのだけど、アジテーションがすごいらしい。見てみたいなあ。

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