あずさジャーナル
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市内中学2年生女子生徒の死亡について

2018.11.06

本日、新聞等で報道のあった市内の中学2年生女子生徒の死亡について、八王子市教育委員会学校教育部にヒアリングを行いました。

◆教育委員会では今後、

・第三者による委員会を開催し、学校の対応の問題点について協議を行い、

・第三者による委員会の知見を基に、学校へ周知し、再発防止に取り組むとしています。

また本日夕方、この件について記者会見を行ったとのことです。記者会見の様子については先ほど18時過ぎにNHKが報道しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181106/k10011700561000.html

◆私から教育委員会に対しては、生徒が自殺を図り亡くなられてから2ヶ月ほどが経過しており、第三者委員会の立ち上げがこのタイミングで決定したこと及び、保護者のかたのお気持ちと今回の件について報道がなされた経緯について、

・学校及び教育委員会の対応が後手に回ったのではないかという点

・これまで議会への報告がなかった点

・亡くなられた生徒ご本人へのケアがどうなっていたか

・部活動のルールなど生徒たちが追い詰められる状態ではなかったかという点

などをヒアリングしました。

◆まだこの問題の詳細について情報を得る必要がありますが、本日時点ではひとまず学校教育部指導課に対し、次の3点を要望しました。

①部活動のガイドラインはこのタイミングで改めて、各校で確認する機会をもってほしい。

②各校で不登校の状態にある生徒の状態の把握、今回の件を受けて、不登校にある子どもたちのケア、支援を改めてしっかりと行ってほしい。

③報道が大きくなることによる、保護者(ご遺族)のかたへの負担や、生徒たちへの取材などが予想される。情報はしっかりと公開しながら、保護者や生徒たちのケアをしっかりと行ってほしい。

◆また、これまでの経緯について教育委員会の通知した資料にもとづいて記載します。

(※佐藤記載:生徒のかたのお名前はAさん、学校名はB、C校としました。)

▼市立B中学校における「部活動におけるトラブル」の学校での対応経過

◯2017年8月 市立B中学校に在籍していたAさんが家族旅行のため部活動を休んだ。

・部活動の上級生が、SNS上で部活動を家族旅行で休んだAさんを非難した。

◯2017年度の2学期からAさんは学校に登校しなくなった。

◯2017年9月 Aさん両親が担任及び部活動顧問とSNS上でのトラブルについて相談した。

・部活動顧問は、部活動の上級生から話を聞き、部活動の上級生が言い過ぎたことを認めたため、Aさんに謝罪を行うよう指導した。

・その後、部活動顧問が部活動の上級生に謝罪をしたか確認した。部活動の上級生は謝罪したと話した。さらに、部活動顧問はAさんに部活動の上級生から謝罪を受けたか確認したところ、Aさんは謝罪を受けたと話し、あわせて「大丈夫です。」と回答した。

◯2017年12月 不登校の状況が改善されないでいた。Aさんの保護者が担任に転校したい旨を相談した。B中学校の校長は、不登校状況の改善を図るため、「児童・生徒の転学にかかる学校長所見」を教育委員会に提出した。

◯2018年4月 Aさんは、市立C中学校に転校した。

・転校先の市立C中学校でもAさんは、不登校の状況が続いていた。

 

▼事故から現在までの対応について

◯2018年8月31日、転校先のC中学校の担任教諭が保護者のかたに不登校状況の確認をとるために連絡を入れた際に、Aさんの事故について把握。

C中学校長が教育委員会に報告し、教育委員会は重大事態であると認識し、いじめの疑いも含め、C中学校に調査を依頼。

市立C中学校は、Aさんの状況について調査を開始。

◯2018年9月3日(月)

・在籍中の市立C中学校は調査により、Aさんが以前に在籍していた市立B中学(転校前の中学)の部活動で何らかのトラブルがあったとの結果を得る。これを受け、転校前の市立B中学は部活動のトラブルに関する調査を開始した。

◯2018年9月10日(月)

・B中学校の内部調査の報告により、教育委員会はいじめがあったことを認識した。

・Aさんのご家族が、B中学校を訪問し、SNS上でいじめが原因で自殺に至ったこと等を訴えた。

◯2018年9月12日(水) 重大事態に係る案件として教育委員が協議を行った。

*部活動でのトラブルは、法で言うところのいじめである。

*第三者による調査は、ご家族の意志があるまでは保留する。ただし、今後開催予定の「いじめ問題対策委員会」において、現時点で行うできうる範囲の調査結果についての協議を実施する。

*緊急の事態がある場合は、教育委員会定例会を開催せずとも第三者による委員会を立ち上げて調査を開始する。

◯2018年9月16日(日)

・Aさんの通夜に、教職員及び生徒約90名が参列した。

◯2018年10月3日(水)

・重大事態に係る案件として教育委員が協議を行った。

*保護者の意向に沿って、今後対応していくことを確認

 

◆佐藤の対応方針

今後、学校側のこれまでの対応について改めて詳細な調査がなされること及び、学校及び市教育委員会は速やかに正確な情報を把握し、しかるべき対応をとること、更にはこのような重大かつ深刻な事態が引き起こされることのないよう、生徒たちの学校生活を支えていく体制を確認し直すことを要望していきたいと思います。

亡くなられた女子生徒のかたのご冥福を心よりお祈りするとともに、このような悲しい事態が起こることのないよう、学校及び市教育委員会に対し、しっかりと働きかけを行ってまいります。

 

◆また、八王子市では2017年4月より、「いじめを許さないまち八王子条例」(https://www.city.hachioji.tokyo.jp/tantoumadoguchi/002/002/p021170.html)が施行されています。

今回の事案は、この条例が施行された後に発生したものです。

条例の実際の運用がどうなっていたかや、学校現場での対応について確認した上で、条例の内容の課題点などについて今後改めて捉え直し、議論していかねばならないと感じています。

 

読売新聞

https://www.yomiuri.co.jp/national/20181105-OYT1T50121.html

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