あずさジャーナル
journal

大きな開発事業および関連事業の是非……川口土地区画整理事業と北西部幹線道路

2018.10.03

本日は北西部幹線道路の整備について、決算審査の分科会質疑で持ち時間切れで詰め切れなかった詳細なところをヒアリングしました。

全体として都施工の北西部幹線道路ですが、川口物流拠点事業の計画地に接する「2工区」と、イオンが出店予定となっているインター北地区の「9工区」を市が施工することとなり、これが議論となっています。

川口物流拠点事業の計画地と接する2工区の概略は、
・4種1級道路(1日10000万台通行できる大規格道路)
・設計速度は60km/時(※制限速度とは異なる)
・美山(1工区の終わり)から宝生寺団地入口までのおよそ1㎞の区間
・歩道、自転車道、車道(2車線)。車道は将来4車線に変更することも可能な設計
・道路勾配は場所によって2~6%

となっています。

議論のポイントは、
地元町会を分断する形で道路が通ることや、山入川
(管理者は東京都)の上を通るため橋を架けねばならないこと及び護岸工事の必要性、道路の勾配など、位置関係や設計についてで、地元説明会等でも懸念の声が上がっています。

これらのことについて、

・2工区の道路への流入制限(出入り)については警察と協議し、町会が不便にならないように配慮をすることや、
・2工区のおよそ1km区間の間に250m間隔で信号を4機設置予定(工区の起点と終点にもそれぞれ信号機あり、合計6機となる見込み)であること、

・山入川の上に架ける予定の橋は地元との協議で古い字名にちなみ「椎ノ木橋」とする予定であること

などがわかりました。

また、山入川をわたる橋に関しては、その部分だけ道路が持ち上がる(勾配ができる)ことや、そもそも川口物流拠点の整備により大きく山を削ってしまうことで保水力が失われ水が下りてきてしまうこと、川の水量が増えることなどが懸念されています。

これらについては、
・川の水量が十分に流れるように、市が橋の下を掘る工事を行うこと
・計画流量(将来の流量)は50年確率で見通し、120リューベとすること
・桁下の余裕高はプラス50センチ設けること
・川を掘る工事(左岸の下部工事)はことし7月に地元事業者に発注し、9月に受注(9月末契約)された。今年冬から来年5月末までの渇水期に工事を実施する見込みであること

川口物流の計画地との関係・管理者などについては、
・計画地南側と、2工区の道路が接する
・計画地の尾根と尾根の谷の部分をメイン道路が通り、北西部幹線(2工区)とは、椎ノ木橋わきの交差点で接続する予定
・2工区の将来の管理者は都になるか市になるか未定(北西部幹線道路全体は都道になる)。現状は市であり、このまま市が施工する

地元町会・住民とのやりとりなどについては、
・用地接収は35パーセント完了し、1軒ずつ説明、交渉を行っていること
・工事車両の通行が地元の生活道路をふさぐことになってはいけないので、仮の専用道を工事車両専用として設置し、かかった費用は1000万円ほどであること

を確認しました。

私が問題視しているのはやはり、

・なぜ市が施工するのか
・東京都が管理者である山入川の左岸下部工事を市が行うこと(2工区の部分)の妥当性
・工事期間中の地元住民の生活環境が悪化しないかどうか

あたりですが、川口物流拠点(川口土地区画整理事業)に反対する立場としては、この事業と密接な関係にある北西部幹線道路の整備にも賛成はできません。

5日の各会派の意見開陳および本会議最終日の討論は同じ会派から他の議員が登壇予定です。これらのメモを共有し、論点に加えてもらおうと思います。

また本日は建設課に話を聞いたのですが、この機会に道路整備の基本的なところからレクチャーもして頂きました。
市の道路建設の担当課としてしっかり仕事をしておられると評価できる面もある一方、事業の妥当性、必須性など、そもそもの道理に合わないではないかという指摘をしなければならないのは残念ですが、川口物流拠点事業に関連してとても重要なことなので、厳しくチェックします。

今議会も残すところあと1週間です。

あずさジャーナル一覧へ
PDFダウンロード
社民党
社会民主党八王子総支部事務所
〒192-0053 八王子市八幡町14-13
TEL/FAX : 042-626-7545
佐藤あずさのFacebook

Page Top