あずさジャーナル
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[差別と偏見に満ちた社会を考える]理性の力を喚起し、想像力をもって乗り越えよう

2018.07.28

杉田水脈議員のLGBTのかたがたへの許されない発言に対し、「同じことを子どものいない安倍総理夫妻に言ってみろ」という言説を広げる人々がいたり、
1ヶ月に二度の死刑執行を承認した上川陽子法相の実家、更には夫や娘について調べたものを拡散しようとする人々がいたり、
人権侵害に対し、人権侵害で返してどうする!と怒りたくなるような場面に遭遇しています。

あくまでも政治家本人の言動、おこなったことに対し批判を行なっていくべきであり、誹謗中傷や人格攻撃をするべきではないと考えます。

思想の右左に関わらず、「批判」と「誹謗中傷」「侮辱」(人格攻撃やプライバシーの侵害を含む)の区別のついていない人が増えてはいまいか、と気になります。

差別や偏見が蔓延するような時代にあってこそ、私たち一人ひとりが自身の人権感覚について内省し、言葉を大切に扱うべきです。無責任な発言や、真偽を確かめないまま「だろう、確からしい」の状態で不確かな情報を拡散することもまた、望ましくないと考えます。

言論の力は、私たちひとりひとりが正しく用いて行かねばならないと思います。そうでなければ、ますます言論破壊と人権侵害はすすみ、まっとうな議論ができない社会となってしまいます。

私たちは激しい怒りや悲しみに襲われた時、それをもたらした相手の属性や存在そのものを否定したい思いにとらわれます。その心理的反応は自然なものであり、何らおかしなことではありません。
ただし、そうした感情と向き合い、コントロールするのが理性の力です。激情に駆られて報復的行為をしたり、暴力の応酬、連鎖が繰り返されていては、いつまでたっても野蛮な社会から抜け出ることはできません。そのために法がつくられ、私たちには倫理観や想像力という力も備わっています。

とても難しいことですが、強い怒りや悲しみに襲われた時こそ、それを凌駕する理性の力を喚起して、言葉を武器としたいと思います。

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