あずさジャーナル
journal

まちは生きている/交通対策特別委員会/立地適正化

2018.01.31

本日は交通対策特別委員会でした。
午後は委員会のメンバーと、市内のタクシー事業者の皆さんが組織しておられる「八王子市タクシー合同営業運営委員会」の代表の方々とで懇談会をおこないました。
この懇談会、とても有意義なもので、もっとお話ししたいと思うことが沢山ありました。

八王子市を含む南多摩交通圏は、昨年7月のタクシー特措法に基づく特定地域に指定され、供給過剰を改善すべく輸送力削減(2.1%)を各社単位で実行することとなったそうです。八王子市にはタクシー会社11社、個人タクシー2組合があり、あわせて665両を有しています。現場は乗務員不足で稼働率が75%と低迷、またドライバーのかたの平均年齢も58.6歳と高齢化しており、現場は疲弊しておられるのが伝わって来ます。
一方で、「供給過剰」と言われつつも、八王子市のように市域の広い自治体では、バスも鉄道路線もない、いわゆる「交通空白地域」の輸送手段が大きな問題となっています。

事業者の皆様には、市内の交通空白地域において乗合タクシーによる住民輸送にご協力を頂いています。
また本日は、各社の得意とするサービス(高齢者対応にノウハウがある、キッズタクシー、マタニティタクシーの運行、観光タクシーやアプリでの配車サービスなど)をご紹介頂き、それらの強みを活かした新たな政策、制度を構築することへのご期待やご意見も頂きました。
例えば、高齢者がもっと気軽に出かけられるようなまちのありかた、商店街とタクシー利用者を結びつけるような取り組み、買い物や病院・介護施設へ行く際の輸送手段としての利用促進などのご意見がありました。

私からは、①市の実施する認知症サポーター講座を活用している社の取り組みについて、②ライドシェア、特にUberなどの新たな事業体を迎え撃つような形での取り組み、すなわち若い世代のニーズへの対応と、安心安全を担保できるタクシーの信頼と強みを活かしたサービスの展開について、③Uber Eatsのサービスを迎え撃って、交通不便地域、空白地域での食料品・日用品の輸送サービス導入可能性の検討について
を質問しました。

本日の懇談内容がすぐに何らかの施策に結びつくということではありませんが、都市計画の要である公共交通のありかたという意味でも、実りある時間でした。

私は白タク合法化・ライドシェアの流れは危険だと考えています。Uberなどの新たな事業体にはないサービス、例えば利用者との顔の見える関係、安心安心が担保される信頼性、少子高齢化や地域の実情に対応したソフト面での付加価値などを強化して、行政との連携をすすめることがタクシー業界にとって重要ではないでしょうか。

また、日頃からタクシーを利用する機会が多いので、ドライバーの皆さんには教わることが多く、都市計画を考える上でとても勉強になっています。
今後は「立地適正化計画」も進みます。これは、どこに都市的な機能を集積するか、どのエリアに住民の皆さんの居住を誘導するかということが議論されるものです。

私はこの「立地適正化計画」は、八王子市がどのようなまちの姿を描くかで、全国の他の自治体に大きな影響が出てくると思っています。「田舎でもなく、都会でもない」、あるいは「田舎でもあり、都会でもある」八王子市は、まさに日本の縮図だと思うからです。

道路がまちの血管だとすると、公共交通は血液ですね。まちの骨組みである都市計画が見直しの時期を迎え、肉となる福祉や教育などのサービスは栄養が足りず、細胞となる人は減っていく状況です。
少子高齢化は「まちの老化」でもあります。持続可能なまちをつくっていくために、これを受け止めて行きましょう。

そのためにも、まちを生きているもの、有機的なものとしてとらえて行かねばと思います。骨、血管、血液や肉となる部分。これらをバラバラにとらえるのではなく、関連づけて結びつけながら、一体的に「健康なまち」をデザインせねばなりません。

これまで私は市議会において、都市計画と福祉施策、学校や地域包括支援センター、市民センターなど公共施設の集約は、別個に検討せず、一緒に考えて行かねばならないと提案をしてきました。

タクシーやバス、鉄道といった「交通ネットワーク」は「一緒に考えるべきもの」同士を結びつける鍵です。

2月3月の議会、予算審査のなかでも、これらを具体的に議論できたらと思っています。

あずさジャーナル一覧へ
PDFダウンロード
社民党
社会民主党八王子総支部事務所
〒192-0053 八王子市八幡町14-13
TEL/FAX : 042-626-7545
佐藤あずさのFacebook

Page Top